よく「感想文って、何を書けばいいの?」と聞かれる。そんなとき、ぼくはいつも、「きみがどんな本を読んで、どんな感想を持ったかがわかればいいんだよ」と答えている。本の読み方に決まりはないし、感想は個人の自由。感想文にも「こう書かなければ」という決まりなんてない。すべて自由なんだ。
ただ、自由だからこそ、むずかしいということはあるよね。きみがつまってしまうのも、よくわかる。そんなときはね。
1 どんな本か?(本のしょうかい、説明)
2 何について書かれているか?(本の内容、テーマ)
3 読んでどう思ったか?(きみの感想や意見)
この三つの要素について、整理してみるといいんじゃないかな。それから、書き始める前の準備として、文の組み立て方を考えると、スムーズに書き進められるよ。例として、「意見押し出し方程式」をしょうかいしよう。
意見押し出し方程式
意 見 自分はこう思った。
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理 由 なぜなら~、だって~。
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例 1 文中の場面やピソードを例にする。
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例 2 自分の体験を例にする。
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もしも 自分の考えをストーリーに合わせて展開する。
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だから 「だから」でまとめる。「もしも」より深い意見を書く。
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※出典:読書感想文おたすけブック