とくべつな いちにち

とくべつな いちにち

 イヴォンヌ・ヤハテンベルフ (著), 野坂 悦子 (翻訳)

 

きょうはとくべつな日。アルノがはじめて学校に行く日なんだ。アルノは、どきどきしながら教室へ歩いていったよ。

はじめての学校、はじめての先生、はじめての友だち。アルノの一日はいったいどんな日になるんだろう?のぞいてみたいね!

作者はオランダ生まれ。とってもすてきな絵本だよ。

◎とっちゃまんのここにちゅうもく!

アルノはたぶんてん校生なんだね。新しい学校にてん校してきたはじめの一日のことが書かれている。アルノをどんなことがまっているのか、ボクらもどきどきするよね。

ところが、アルノのとくべつな一日は、あんがいしずかにたんたんとすぎていく。それでいて、アルノの気もちは何となくわかるような気がする。それがこの本の何ともいえずすてきなところだ。

ゆっくりじっくり読んでみよう。アルノのとくべつな一日がおわったら、きっときみもほっとするよ。

・アルノってどんな子?

アルノってどんな子だと思った?きみはアルノの気もち、わかったかな?

はじめはこわがりでおとなしい子に見えたよね。きっときんちょうしていたんだね。でも、やりたいこととやりたくないことは、はっきりしているみたい。それから、オオカミになったらなんだか楽しくなってきたという…。

きみもアルノになったつもりで、アルノの気もちについて考えてみよう。アルノの新しい友だちになって、アルノをかんさつしてみてもいいよ。そうして見つけたことをかんそう文に書くといいんだ。

・「アルノくんとあそびたあい!」

オオカミになったアルノに、みんなが言ってくれたね、「オオカミとあそぶのはいや。アルノくんとあそびたーい!」って。ボクはとてもうれしくなったよ。そして、オオカミの顔をとったら、そこにはいつもどおりのアルノがいた!どうして?もしかしたらアルノはオオカミの顔といっしょによそゆきの顔も

とったのかもしれないね…。

きみのとくべつな一日は、どんな日?きみのたいけんも教えてほしいな。

 

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※出典:読書感想文おたすけブック(2006年)