「かさぶた」って、どこにできるもの?
「かさぶた」って、どういうときにできるかな?
「かさぶた」はどうして とっちゃだめなのかな?
「かさぶた」の下は どうなっているのかな?
「かさぶた」ができるしくみって どんななんだろう。
この本は、そんな「かさぶた」の「なぜ」に、こたえてくれる本なんだ。
◎とっちゃまんのここにちゅうもく!
この本、読んでみてどうだった?
たしかに気になる。すりむいたり、ころんだり。よくけがをするよね。そしていつのまにか かさぶたができている。かさぶたは けがしたところをまもるための ふただったんだね。
とりたくなるけれど、とらないでおくとけがは早くなおるんだね。
・人の体
人の体はよくできた きかいのようだね。しぜんにけがを なおそうとしてくれる。かさぶただけじゃなくて 体の中のしくみもそうなんだって。
だから、かさぶたはとらないほうがいいんだ。しかし、とりたくなるのは なぜかな。きっと、気になって そしておもしろいからだよな。
・ひふが作られる
といって、ボクらはカメレオンではないからね。ツメのようにはえかわるまでいかない。でも毎日ひふは生まれかわっていく。ボクたちも だっぴをしながら大きくなっているんだ。ヘビみたいだな。
・かんさつしてみよう
このさくひんは 勉強になるね。このテーマで 自由けんきゅうにもなる。自分のかさぶたを かんさつしていくだけでもおもしろい。もちろんそれも かんそう文になっていく。「わたしにも今かさぶたがある……」という文もありだよね。かさぶたを虫めがねで見てみるとか。けんびきょうをつかうとか。いろいろ じっけんしてみることができる。そこから「――してみたら――だった」という文も生まれるね。考えは広がっていくよね。
※上記の著作権は宮川俊彦にあります。
※無断での転用・転載を禁じます。
※出典:読書感想文おたすけブック(2001年)
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かさぶたくん
やぎゅうげんいちろう・作・絵 / 福音書店