カール・ノラック・文 イングリッド・ゴドン・絵
いずみちほこ・訳 / セーラー出版
「ぼく」には、大すきなパパがいる。しがみつくのにはしごがいるくらい大きいパパなんだって。くしゃみは台風みたいでね、海だってふきとぶくらいらしいんだ。すごいパパだなあ。
ひょう紙には、「せかいいちのパパがいるひとみんなに」と書いてあるよ。
さっそく読んでみよう!
◎とっちゃまんのここにちゅうもく!
きみのパパは、どんな人?きみのパパも、大男かな?
この本、自分のパパのことを思いうかべながら、読んでみるといいよ。
・きみのパパも大男?
赤ちゃんのころのきみは、とっても小さかった。頭なんて、パパの手くらいしかなかった。赤ちゃんのきみから見たら、パパは「ガリバー」みたいな大男だ。
もうピーンときたよね。そう、小さい子どもから見たら、パパはみんな大男なんだ。
・「大きい」ってどういうこと?
パパときみの大きさのさは、だんだんちぢまっていく。中学生や高校生のおにいさん、おねえさんになるころには、パパのしん長をおいこしてしまう人もいるだろう。だけど、やっぱりパパは大きい。
ボクはね、「大きい」「小さい」って、しん長や体の大きさのことだけじゃないような気がするんだ。じゃあ、ほかにはどんなところが大きいのかな?これをきみに考えてほしい。自分のパパのどういうところが大きいか、考えてみるといいよ。本の中にもヒントがあるから、さがしてみてね。
・きみのパパは、どんなパパ?
本の中の「ぼく」は、パパが大すき。パパは地きゅうでいちばん強くて大きいと思っている。そんけいされているパパは、しあわせだね。
きみのパパも、きみがパパのことをどう思っているか、知りたいんじゃないかな。
「わたしのパパは~」、「ぼくのおとうさんは~」という文で、パパのことをかんそう文に書いてみよう。この本のパパときみのパパをくらべてみるのもいいね。
パパにこの本を見せて、「パパはどんなパパ?」と聞いてみるのもいい。すてきな答えが聞けそうだね。
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