「感想文は難しい」とか「読むのも書くのもめんどうだ」という君。その理由は分かる気がする。
何を書いたらいいのか分からない。どう書いたらいいのかも分からない。もっと言えば、どう書いたらほめられて、評価されるか分からない。
そんなことを思いあぐねているうちに、考えても仕方がないから、こんなんでいいかなと、ヤッツケで書いてしまったりする。
◇目的を持ってチャレンジしよう
読書や感想文の苦手な君に、この本は福音の書になるはずだ。そうは言っても、お手軽な参考書やアンチョコではない。ボクはズルは嫌いだ。それに、「ハードルを下げる」というのも好きではない。
読書や感想文の苦手な子には、「何のために、何を学ぶのか」をボクは知ってほしいと思う。ただ「やれと言われるからやる」ということではだめなんだ。
感想文の目的を知ろう。そして、自分なりの目的を持とうじゃないか。
そして、感想文の苦手な君も、普通の感想文じゃものたりないと思っている君も、この本でボクと一緒に考えながら、一気にハイレベルに到達していこう。
ただ正解を出せばいいという勉強とは、質も水準も違う、そういう読み方、書き方に取り組んでいくよ。チャレンジするだけの価値は必ずある。
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※出典:読書感想文書くときブック(2010年)