感想文の組み立て

すきにやっていいけれど、基本については話しておこうかな。

まず、1.テーマ(※1)をさがすんだ。

→これについて書いてみよう、という考え。

2.自分はそれをどう思っているかをつかむんだ。

3.もしも自分だったら、と考えるんだ。

4.感想・意見を書く。

→「もしも」「たとえば」「なぜなら」をキーワードにするといい

これを知っていればこわくない。バッチリだ。

 

※1 テーマ=いちばん言いたいこと、だいじなこと

 

書き進め方

その1  意見・・・ボクはこう思った。

理由・・・なぜなら・だって。

例 1・・・文の中の場面やことばなどを例にする。

例 2・・・自分の「たいけん」(※2)を例にする。

もしも・・・考えをつぎつぎにくり広げる。

だから・・・まとめ。「もしも」で示された考えに対して、深めた意見。

 

※2 たいけん=自分がじっさいにやったこと、やってみたこと

 

その2  予想・・・作者の考えはこうだと思う。

断定・・・この本のテーマはこれについてだ、と自分の考えを決める。

理由・・・なぜなら・というのは。

だから・・・作者はこういう意見なのだ。

意見・・・ボクはそれについてこう思う。

 

その3   例・・・自分のことを書く。

くらべる・・・本のなかみや内容と自分をくらべて、てらし合わせる

 (比較(ひかく))

考える・・・作者の考えやテーマについて書く。(検討(けんとう))

意見・・・ボクはこう思う。

 

その4 きっかけ・・・本との出会いを書く

印象・・・心の残った場面や心にうけた感じを書く。

・・・にたような自分の「たいけん」を書く。

もしも・・・ぼくが~だったら。

なぜ・・・登場人物は「なぜ~したか」。

意見・・・ぼくはこう思う。

 

その5  えらぶ・・・本の中のできごとや問題をえらび出す。

発見・・・えらんだ内容についてテーマをさがして、見つけ出す。

・・・おなじテーマの文を本の中からさがす。

推理・・・そのテーマについての作者の意見はこうではないかと考え

↓ て書く

意見・・・ボクはこう思う。

 

これ、とっちゃまんの感想文書きすすめに役立つ五つのやりかた・考えかた。

もう知ってる人もいると思う。でもね、べつにこれにこだわらなくていいの。きみ流でいい。けれど意見を書くときには

・意見(こう思う)

・理由(なぜなら)

・例(たとえば)

・展開(てんかい)(もしも)

・結論(けつろん)(だから)

の五つはひつようだと思ってほしい。順番はかんけいないけどね。感想文は意見。だからこれはひつようなんだよ。

 

 

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※出典:これで読書感想文の名人だ