マキオは小学三年生。お母さんがしゅじゅつをするので、そのあいだ東京のおばさんの家に あずけられることになった。ところが、赤ちゃんのヒサオがミルクをはいたので、おばさんはあわてて びょういんへつれて行った。電話で「ヒサオは おもいびょうきで しばらくもどれないの」だって。しかも おじさんは、しゅっちょう中。夜も るすばんすることに……。
◎とっちゃまんの ここにちゅうもく!
この本、読んでみてどうだった?
よの中 いろんなことがある。せっかく名古屋から東京のしんせきの家に あそびに行ったマキオくん。
・「ひとりっ子のいくじなし」
しゅ人公のマキオの母親はそういう。いつも それだと おとなになれないから、東京へのひとり旅することになったんだよね。そして五才のちあきとのくらし。ここで何を学んだ?
行く前と行ったあと。何がどうかわって いったのか。きみじしんと くらべてみてもいいね。
きみはひとりで 旅ができるかな。ひとりでも るすばんができるかな。 はじめての るすばんのときのことを書いてもいいね。
・生きる
子どもの入いん。つきそう母。ネコがしんだり、ムクドリがたまごを 生んだり……。生きもののせかいには 毎日のようにこういうことがあるんだよね。この本の中もそうだ。それを見ているふたり。たましいが空にいく。体は……。そんなちょっとした会話にも ビリッとしたメッセージが かんじられるね。
ボクらは ボクらじしんのかんきょうの中で学んでいく。本とじっさいの 生活をてらしあわせながら ひとつひとつかくにんしてみよう。
・しっかり
だい名の「ひとり旅」。このだい名のもっているいみや、これをつけた作者の思いはちゃんとつかんでおきたいね。この子のこうどうや考えかたから 「しっかり」とは どういうことかを みちびき出してもいいと思う。
※上記の著作権は宮川俊彦にあります。
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※出典:読書感想文おたすけブック
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マキオのひとり旅
生源寺美子・作 岩淵慶造・絵 / 金の星社