「ぼく」の友だち、まりちゃんは目が見えない。「ぼく」は見えないってどんなかんじかなあって考えた。それで、しばらく目をつぶってみたんだ。そうしたらね……。
さて、「ぼく」はどんなことがわかったんだと思う?きみもこの本を読んで、「どんなかんじかなあ」って考えてみてほしい。
◎とっちゃまんのここにちゅうもく!
この本を読んだら、まずきみにしてほしいこと。それはね、目をつぶってみること。耳せんをしてみること。長くじいっとうごかないでいてみること。
それから、もしもずうっと見えなかったら、ずうっと聞こえなかったら、ずうっと体がうこかなかったら、どんなかんじかなあって考えてみること。
どんなかんじかなあって考えられるって、すごいことだと思うよ。きみにはきっとできるよね。
この本、きみにどんな考えをはこんできてくれるのかな。きみの考え、聞かせてほしいな。
・見えないってどういうこと?
目が見える子は、目が見えないってどういうことか、考えたことがなかっただろうし、ちょっと目をつぶったぐらいでは、ほんとうのところはわからないかもしれない。でも、どんなかんじかなあって考えてみよう。
ボクが何どもくりかえして「考えて」っていうのは、この本を読んできみが何を考えたかがいちばんだいじなことだからなんだ。
かんそう文を書く前に、考えついたことをぜんぶ思い出してみるといいよ。
そして、じょうずにまとまらなくてもいいから、自分の考えを書こう。
見えるってどういうことか、考えてみてもいいね。だって、見えていてもわからないこともあるし、見ているつもりでも、気がつかないこともあるものね。
この考え方は、耳や体のばあいもゆうこうだよ。
・いろいろな子がいる
しょうがいのある友だち。しょうがいのない友だち。それから、きみじしん。いろいろな子がいる。
それぞれにたいへんなことやふじゆうなことがあるし、すてきなことやすごいこともある。
つらいこともあるけれど、みんな生き生きかがやいて生きられたらいいなあ。
ボクはそんなことを思ったよ。
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※出典:読書感想文おたすけブック(2006年)
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どんなかんじかなあ
中山千夏・文 和田誠・絵 / 自由国民社