書き出しが決まったらスラスラいくものね。よーし!とっておきのヒケツを教えちゃおう。
1.もしも作戦
「もしも」で書きはじめる。
2.場面ぬき書き作戦
文の中の一つの場面から書きはじめる。
3.自分の気持ち作戦
「つらいよ。この話」などとする。
4.「たいけん」作戦
きみの「たいけん」から書きはじめる。
5.出会い作戦
本との出会いのいきさつ(出会ったわけ)から入る。
6.お手紙作戦
作者とか、文中の登場人物に手紙を書く。「ハローかぐやひめ」。
7.きっと作戦
「きっと、アンは自分らしさをもとめていたと思う」とか。
8.できごと作戦
さいきんの事件やできごとから入る。
9.セリフ作戦
文中のセリフ(登場人物のことば)をもってくる。
こうやって書きはじめると、調子が出て波にのれそうだね。ためしてごらん。
さて、もう書かけるね。なになに?「まーだ!」「感想文の基本の1と2をもっとせつめいして!」「でないと書かないよ」。ちょっと待ったぁ。しょうがないなー。わかったよ。書くよ。
読解する(読みとる)ことが『感想文は意見だ』の1と2なんだ。ただ読むだけじゃない。読みかたを知ればもっと深いところにたどりつく。よし!感想文名人になるために読解名人になろうか。……パチパチパチ。
そうそう、わかってるだろうけれど、小見出(こみだ)し(題)の一つ一つが感想文の書きかたのせつめいにもなるようにしておいたからね。いっぱいあるぞー。
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※出典:これで読書感想文の名人だ